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「Webサイトに現場力?」ちょっと意外な響きに感じるかも知れませんね。
でも、ITであれ何事であれ、現場はアイデアとヒントの宝庫です。私はある経験を通じて、その事を痛感しました。

その「ある経験」については、後ほど語らさせて頂く事として、まず、Webサイトにおける現場とは何かを考えていきたいと思います。

Webサイトにおける現場。私はそれはネットユーザーそのものであると考えます。

Webジャンクション効果は、Webサイト作成を手掛ける傍ら、PCトラブルサポート業も兼営しています。
そして、PCトラブルサポート業こそが、「現場」であるネットユーザーに最も接近できるフィールドワークであると位置付けています。

通常、Webサイトの改善をしようとしたら、アクセス解析や検索キーワードの見直し、キーワードに沿ったコンテンツの見直しといった、データと理論に基づいた、いわばデジタル的な作業を行ないます。
もちろん、それらの作業は、大変に重要なものであり、大いに活用するべきです。実際、私も行ないます。

しかし、それに特化しすぎると、ややもすれば、モニタの向こう側にいるネットユーザを、ただ単に「マーケティングの法則に基づいて行動を起こすだけの存在」にしか見れなくなってしまう事になりかねないのではないでしょうか?

実際にネットユーザの顔が思い浮かび、先日出張サポートでお邪魔した〇〇さんだったら、このデザインを見て、どんな思いを受け取って、その結果りどんなアクションを取るだろうかと想像してみる、そこから仮説を組み立てていく、そんな机上の空論に留まらない活きたコンサルティングを私は目指しています。

デスク上での打ち合わせ光景 ちゃぶ台とパソコン
通常のWebコンサルタントはモニタの前で推測するだけ
(これはこれで非常に重要ですが)

Webジャンクション効果ではPCトラブルサポートを通じて
ネットユーザとダイレクトに接し、その経験をWebに反映させます。

ところで、世の中にはWebサイト制作とパソコントラブルサポートを兼業している事業者は数多くあります。
そんな中で、なぜ私が如何にも自分だけが現場力に特化しているかの如く声高に叫ぶのか?

それは、私が「現場を見る」事の大切さを痛感しているからです。

私がしばしば聞かれる質問に「独立前は何やってたの?」というものがあります。

実は、独立前は食品工場にいたんです。

製造の現場では、新商品の投入や現行商品のリニューアル、ラインの合理化といった目的で、しばしば生産ラインや工程に変更が生じます。

それらの変更がスムーズに行くかといえば、残念ながら大抵の場合、混乱とトラブル~製造ミスを誘発するような工程、生産性を下げる手順、労災を起しかねない設備、ムリのある人員配置etc~が絶えなかったというのが実情でした。

なぜこのような事が生じるのでしょうか?開発担当者が無能だからでしょうか?

いえ、決してそのような事はありません。彼らは極めて高いスキルの持ち主でした。
にもかかわらず、なぜこのような事態が生じるかといえば、ひとえに彼らが現場を知らないからです。

どんなに優秀な人でも「現場を知らない」事によって、どんでもないアウトプットを出してしまうという事実を、私は目の当たりにしてきました。

「現場を知らない事」「現場を見ない事」の恐ろしさ、愚かさを熟知しているからこそ、現場を見る事にこだわり続けたい。
そんな思いが集約されているのが「現場力コンサルティング」という一見奇妙なキャッチコピーなのです。

 

 

ロゴ書きかけテンプレート向けこの項目「現場力コンサルティング」は、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。