カテゴリー別アーカイブ: ITネタ

WindowsLiveメールが起動しないときの対処方法

先日当店に「メールソフトが起動しない」というPCが持ち込まれました。

OSはWindows7、メールソフトはWindowsLiveメール2011、症状としては起動しようとしても下記のように「お使いのカレンダーに破損されているデータが含まれているため、WindowsLiveメールが強制終了しました。」というダイアログが表示されて起動しないというものです。

▲ こんなメッセージが出てくる時の対処方法です


ググってみると「こういうのはWindowsLiveメールをインストールしなおせば直る」とありました。


が!WindowsLiveメールは2017年現在、サポート終了し、マイクロソフトHPからもダウンロードできない状況となっており、再インストールという手段は困難な状況でもあります。

というか、本来であれば「WindowsLiveメールはサポート終了したので、別のメールソフトに移行しましょうね」という話なのですが、諸事情あって自己責任でWindowsLiveメールを使い続けたいという方もいらっしゃる事でしょう。という事で上記ダイアログが出てきた場合の対処方法を説明いたします。

原因はダイアログが言っている通り、WindowsLiveメールのスケジュール管理機能「カレンダー」のデータが破損して、それがWindowsLiveメールの起動を妨げている、という感じになっているものと思われます。

そんな訳なので、この「カレンダー」のデータを破損前の状況に戻すもしくは初期化すればWindowsLiveメールは立ち上がるようになるはずです。
ただ、これから紹介する方法は「カレンダー」のデータをいじる以上、WindowsLiveメールに登録済みのスケジュールの一部もしくは全部が失われる可能性が大である事はあらかじめご了承ください。


■■■ 方法その1 カレンダーのデータを過去に戻す ■■■
※そもそもWindowsLiveメールでスケジュール管理を行っていないという方は「方法その2」へどうぞ。そちらの方が手っ取り早いです。
まず、WindowsLiveメールのデータ保存フォルダに移動します。場所は「C:\Users\<<アカウント名>>\AppData\Local\Microsoft\Windows Live Mail」になります。このフォルダ内にある「Calendars」フォルダを右クリック→プロパティをクリックします。

▲ 「Calendars」フォルダのプロパティを開きます


プロパティが開いたら「以前のバージョン」をクリックし、WindowsLiveメールが問題なく開いてた日時を復元してください。
(できれば、復元後PCを再起動した方がより確実かも?)
なお、WindowsLiveメールに保存したスケジュールのデータも、復元した日時以後に更新した分は消えてしまう(と思われます)ので、WindowsLiveメールが問題なく開けてた日時よりちょっと後くらいの復元から初めて、ダメだったらもう一つ古いバージョンの復元を試みるというやり方の方が失うスケジュールデータを最小限にとどめられるかと思います。



いかがでしょう?
WindowsLiveメールは起動するようになりましたでしょうか?

「一番古いバージョンに戻しても起動しないよ~」
「てか『利用可能な以前のバージョンはありません。』って出てきて戻すこと自体出来ないよ~」
という方は引き続き「方法その2」へどうぞ。

■■■ 方法その2 カレンダーのデータを初期化する。 ■■■

タイトルにある通り、この方法はデータをまっさらにしますので、WindowsLiveメールに登録したスケジュール情報はすべて消えてしまいます。(実際に検証した訳ではないので断言できませんが、理屈上は消えるはず。)
でもWindowsLiveメールが起動しない事にはどっちみちスケジュール情報は見れないんだから、それだったらWindowsLiveメールだけでも起動した方がまだマシでしょ?という考え方のもと話を進めさせて頂きます。


まず、「方法その1」と同様にWindowsLiveメールのデータ保存フォルダに移動します。場所は「C:\Users\<<アカウント名>>\AppData\Local\Microsoft\Windows Live Mail」になります。

開きましたら、「Calendars」フォルダを丸ごと削除します。 これでWindowsLiveメールは開くようになるはず、です。


ラズパイのパッケージを一括アップデートしたらOwnCloudに接続できなくなったけど、こうやって解決したの巻

最近検証を兼ねてRaspberry PiでOwnCloudを運用しているんですが、何気なくパッケージを一括アップデートしたらOwnCloudも8.0.2から8.0.4へヴァージョンアップされました。

が、これやっちゃうとどうやらOwnCloudが起動しなくなってしまうんですね。
私の場合、タスクトレイのOwnCloudアイコンもサインアウトした状態となり、OwnCloudをブラウザで開いても「This ownCloud instance is currently in maintenance mode, which may take a while. ?This page will refresh itself when the ownCloud instance is available again. ?Contact your system administrator if this message persists or appeared unexpectedly. ?Thank you for your patience.」というよく分からないメッセージが出てくるのみ。

owncloud立ち上がらない※スクショ撮り忘れたので、再現したものです。この図では英文が中央揃えですが、実際は左揃えだった気がする。

これ、結果的には解決できたんですが、日本語で解決方法を記載したサイトがないようなので、備忘録代わりに書いときますね。

と言っても話は簡単で、このコマンドを実行するだけです。(OwnCloudのインストール先が「/var/www/owncloud」の場合)

sudo -u www-data php /var/www/owncloud/occ upgrade

で、これでも解決できなかったら、以下のコマンドを実行してみてください。(MySQLのテーブルをアップデートするコマンドのようです。MySQLもアップデートされてた場合必要な模様。MySQLのROOTパスワードが必要)

mysql_upgrade -u root -p

セキュリティ未対策の無線LAN、実は近所迷惑になっているかも?

今回は「インターネットに繋がらなくなった」というお客様宅へ訪問した時の顛末。

「インターネットに繋がらなくなった」というご相談は比率的には1~2位を争うくらいよく受けるんですが、その原因は多岐に渡るので、実際に状況を拝見しないと、原因究明と対策が難しい面もあったりします。 時には無線ルータのコンセントが抜けていたりとかプロバイダ料金の未払いが原因なんて事もあったりもするんですが、今回のケースは結構落とし穴な事例かと思いますので、ここでご紹介させて頂きます。

お客様の環境はこんな感じ

そのインターネットが繋がらなくなったというお客様の環境はフレッツ光+無線LAN使用という極オーソドックスなもの。
で、まずは状況を確認するべく、ブラウザでルータ管理画面を開いてみたところ・・・・あれ?

無線ルータ画面図1. ルータの型番が違う??(画像はイメージです)

管理画面を確認すると表示されている無線ルータの型番と実際に設置されているルータの型番が違うんですよね。てかそもそもメーカーからして違う。いったいどーなってるの?

そこでワイヤレスネットワーク接続を確認すると、

 ワイヤレスネットワーク接続ピクセル埋め込み
図2. なんとナゾの無線ルータと繋がっていた(画像はイメージです)

とビミョ~に電波強度が弱い無線ルータと接続されておりました。
しかもその無線ルータは暗号化設定がされていないというセキュリティ上危険な状態。

実は、このお客様宅の無線LAN設定は数年前に行っており、その際はちゃんと暗号化も行っているんです。

こういった状況を組み合わせると、どうやら

  • お客様宅のご近所に暗号化設定がされていない無線ルータ(いわゆる野良WiFi)が生きている
  • なんかの拍子にその無線ルータへの接続プロファイルが作られちゃった(何しろ暗号不要で簡単につながっちゃうからね)
  • しかもその接続プロファイルが最優先でつながる設定になっていた
  • ただ、その野良WiFiは電波を飛ばしているだけでインターネットには繋がっていない

という状況のようです。

ご近所さん

図3. つまりは電波の繋がり方がこんな感じになっていました

という事で、なぜそうなったのか疑問は残るものの、接続プロファイルを正しく設定してやれば問題解決という事で、早速野良WiFiの接続プロファイルを削除し、ちゃんとインターネットに繋がるようになった事を確認しました。

 今回のケースでは、たまたまインターネットが繋がらない原因を調べたらこういう状況になっているという事が表面化した訳だけど、こういういつの間にやら他所の家の無線ルータに繋がっていた例って結構あるんじゃないかなって気がします。

「別に他所の家経由だろうがネットに繋がればそれでいいじゃん」という声も聞こえてきそうですが、例えばこの無線LANを経由して共有フォルダを読み書きするなんて事も可能な訳でして、そう考えるとやっぱりセキュリティ上よろしくない話なんですよね。

Outlookのメールデータを他のPCに移す際の要注意点

4月ですね~。
4月といえば異動シーズン。

仕事で使うパソコンが変わるという方も多いでしょう。

最近では仕事上で作成した文書はファイルサーバやNASに保管するケースも多いので、PCの引っ越しも以前に比べればラクにはなりましたが、中にはどうしてもPC内に保存せざるを得ないファイルもあったりします。

そんなPC内に存在するファイルにOutlookのメールデータファイルである(.pst)ファイルがあったりします。
(ネットワーク経由でPSTファイルを読み書きするのはMSのサポート外のようなので必然的にPC内に格納する事になります。コチラを参照)

ですが、このpstファイルを他のPCに移そうとすると、ファイルサイズが異様にデカいという問題点に直面します。

pstファイルには全てのメール本文やら添付ファイルやら一切合財内包したものを1つのファイルにしているため、長年使い続けているうちにファイルサイズが数GBに達する事も決して珍しくはなかったりします。

それでもファイルサイズがDVDに収まるうちはまぁ問題はなくて、フツーにpstファイルをDVDに焼いて、それを引越し先のPCに移す形になります[1]が、DVDに収まりきれないファイルサイズに達した場合は少々小細工が必要となってきます。

 

という事で

DVDに収まりきれなければDVDより大容量のUSBメモリに入れればいいじゃない(マリー・アントワネット談)

というお話になっちゃいますよね。

一昔前なら民衆の心を逆なでしまくりな事必至なセリフですが、今はいい時代になったもので、例えば8GBのUSBメモリでしたらリーズナブルなお値段で入手できるようになりましたとさ・・・めでたしめでたし・・・・

となるのはまだ早い!!

実はこのUSBメモリにもう一手間必要です。

と言うのも市販のUSBメモリは工場出荷時の状態では4GBより大きいファイルは保存が出来ません

「ええ~っ、それじゃあ大容量のUSBメモリを用意した意味無いじゃん」
となるところですが、フォーマットという、いわばUSBメモリの中身に区画整理を行う事で、USBメモリの容量と同じ大きさのファイルを保存することが出来るようになります。

数クリック、数分程度で終わる簡単な作業ですが、ただフォーマットを行うとUSBメモリやハードディスクの中身が全て消えてしまうので、その点だけ要注意です。
間違ってもCドライブなんかフォーマットした日には目も当てられない事になりますので、ここは慎重に行きましょう。

USBメモリフォーマット
まず、PCにUSBメモリを挿して、コンピューター(もしくはマイコンピューター)を開きます。で、そこに現れたUSBメモリが「FAT32」になっている事を確認します。もしここが「NTFS」であれば、既にこのUSBメモリは4GB以上のファイルも保存可能ですから、以後の作業は不要になります。

 

USBメモリフォーマット2
USBメモリを右クリック後「フォーマット」をクリックします。

 

USBメモリフォーマット4
「ファイルシステム」の項目を「NTFS」に変更します。

 

USBメモリフォーマット5

最後に「開始」ボタンをクリックして数分待てばOKです。4GB以上のファイルも保存できるようになります。

 

さて、最後に「DVDに収まらないサイズのpstファイルでも、圧縮してZIPファイルにしてDVDで焼くって方法もあるのでは?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらその方法はお使い頂けない可能性が高いです。

32ビット版Windowsの場合、2GB以上のZIPファイルは、中身が破損した状態で作られちゃうんです。
これがまたタチの悪い事に、圧縮した時点ではそれなりのサイズのZIPファイルができているし、Windowsも特に警告メッセージを出さないので中身が破損しているとは気づきません。

異動した先で、この中身が破損したZIPファイルを解凍しようとしてエラーになる事で初めて、圧縮に失敗した事に気づくわけです。

そして私自身が見た限りでは、職場で使用するPCに搭載されているWindowsは大抵32ビット版というケースが多いように思います。
(まぁ大した場数こなした訳ではないので、絶対とは言い切れないのですが・・・・)

 

という事で強引にまとめます。

  1. Outlookのメールデータを格納したpstファイルはファイルサイズが結構大きい。DVDにも収まりきれないケースも結構ある。
  2. 最近は大容量USBメモリが安くなってきたので、それを使うのもひとつの手。ただし使う前に一手間必要。
  3. 2GBを超えるファイルの圧縮はしないほうが無難。一見問題なく圧縮できたように見えてもファイルが破損している場合がある。

といったところになります。

 



[1]まぁ移す先が隠しフォルダの中になるので、その辺が少々面倒ですが、この点は今回は割愛

ラスタ画像をリンクしたSVG画像を表示させたらIE11の方がむしろ神ブラウザだった!

はじめに

 「拡大しても画像が劣化しない!」「JavaScriptとも連携できる!」と一部から熱い視線を注いでいるSVG。

依然ブラウザ界で最大派閥を占めるIE8がサポートしていない点は痛いですが、そんなIE8もじわじわとSVGサポート対応済みなIE10への世代交代が進んでいる状態でもありますので、何の気兼ねもなくSVGが使えるようになる日が来るのもそう遠くないことでしょう(と思いたい)。社長!これは近々来ますぜ!

 てかむしろスマホやタブレットへの対応を考えればピンチアウトしてもジャギーの出ないSVGは、ぼちぼち積極的に使い始めてもいいのかな、という事で当サイトでは検証も兼ねて少しずつ画像のSVG化を進めている段階です。

とは言うものの、お客さまに納品するサイトにSVGを導入するには、もうしばらく検証&IE8淘汰の時間が必要と認識していますけどね。

んで、SVG画像に外部リンクでラスタ画像を表示させた場合こうなった

という事で、当HPでは下記画像のようなSVG画像を先日作成した固定ページに掲載しました。
(ブラウザ毎のレンダリングの違いを吸収するため、以後、当ブログではSVG画像をPNG画像等に変換して表示します)

 

アクセスマップの地図

▲この画像をSVG形式でWeb上に貼ってみました。



この画像を、まず下記のようなレイヤー構造のSVG画像としてアップロードしてみました。

アクセスマップの地図解説用▲SVG画像のレイヤー構造を分かりにくく(?)GIFアニメで表現してみました。10秒間隔で切り替わるので気長にご覧下さい。

これでうまくいくはず・・・と思いきや

さて、このように作成したSVGファイルをWordpress内で表示させるとどうなるでしょう?


そのSVGファイルをimgタグを使って実際にWebサイト内に表示させたのが下記画像になるのですが・・・

svg化アクセスマップの地図▲こちらがアップロードしたSVG画像ですが、・・・・モダンブラウザでご覧の方は「あれっ?」と思うはず

という事でいわゆるモダンブラウザ(Chorome/Firefox等)で閲覧した場合、ラスタ画像が全く表示されません。

では、IEの場合はどうなのか?実はIE11で閲覧した場合これがちゃんと表示されるんです。

IE9/10に関しては当方の環境では確認できないため不明なんですが、今回のこの検証に関してはモダンブラウザよりもIE11の方がより正確にレンダリングをするという意外な結果となったのでした。

モダンブラウザで開いたSVG
▲ Chrome/Firefoxで表示させた場合。
  ラスタ画像が消えている。
IE11で開いたSVG▲ IE11で表示させた場合。
  ラスタ画像もちゃんと表示されている。
  (IEのくせに!)

最後に

という事で2013年末の時点では、SVG画像内にラスタ画像も表示させるなら画像をリンクにせずに埋め込みにした方が良さそうです。 それにしてもIEと言えばSVG対応が他のブラウザに比べて大きく出遅れていた経緯もあって、まさかIEの方がSVG対応が進んでいる部分があるのは意外でしたねー。



 

アドワーズ広告その2 実際に作成してみる編(Part6)

※ この記事は「ほくりくの技術士・第56号」に寄稿した原稿を転載しました。

⑤ そのランディングページの内容に沿った画像広告の作成

最後に画像広告の作成です。

前項目でも触れましたが、既に広告の素となる画像は作成済みですので、これを広告向けにアレンジしました。

それが冒頭で示したこの画像です。

この広告には以下のようなコンセプトが含まれています。

i) 新潟ローカルニュース風な雰囲気
女性アナウンサーの背景には新潟市を流れる信濃川の画像、タイトル文字の部分に新潟県のフォルムを加えました。こちらとしても「地元新潟の業者なんですよ」という点をアピールしたいですし、広告を目にする側も「ああ、新潟在住の自分に向けたメッセージなんだな」と認識してもらいやすくなります。また、ニュース番組風にする事で、注目すべき情報であるというアピールにもなります。

ii) ネットユーザが楽しめる事

ネットユーザにとって広告は必ずしも希望する情報が含まれるとは限らないお邪魔コンテンツです。なければないに越した事ないというのが実際のところであると考えます。

だから、せめて見た人が楽しめるような内容の広告を私は心がけています。(大震災時に延々と流れていたACのCMにウンザリだった人も多いのでは?広告にも娯楽性は必要。)

iii) 情報のチラ見せ

「新潟の業者であることをアピール」と申しましたが、それでいて実は広告内に新潟の「に」の字も入れていません。これは決して入れ忘れた訳ではなく、ある狙いがあって敢えてそのようにしています。

新潟をほのめかしつつも新潟と明言しない広告を目にしたユーザはどう思い、どう動くでしょうか?

恐らく「あれ?もしかしてこれ新潟のパソコン修理屋なんじゃないの?」と気になるはずです。

気になればどうするか?クリックしますよね。それが狙いなのです。

こうして出来上がった広告のクリック率ですが、0.64%となっています。(3月30日時点のデータ)

 

「あれ?苦労して作った割にはテキスト広告よりクリック率低いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はテキスト広告と画像広告では広告が掲載される場所が異なり、それ故にクリック率などネットユーザの行動も大きく異なります。

テキスト広告は主にGoogle検索結果画面に表示されるのに対して、画像広告は一般のWebサイトに掲載されます。(実際はテキスト広告は画像広告と同様、一般のサイトにも掲載可能ですが、ここでは割愛します。)

ではなぜ、このようなクリック率の違いが生じるのでしょうか?

検索結果画面に表示される広告は、検索されたキーワードと関連が深い広告が表示されます。それだけ広告内容とネットユーザの興味が一致しやすく、ひいてはクリックされやすい傾向となって現れるのです。

では画像広告を出稿するメリットはないのかと言えば、ちゃんとメリットはあります。

実は画像広告の方がクリック単価が安く掲載できるんです。

両方の広告の平均クリック単価を比較しますと、テキスト広告の平均クリック単価は93円に対し、画像広告はその半額強の48円です。

一般のWebサイトに掲載される画像広告の場合、検索結果画面に掲載される広告と比較して、いわば“ひやかし”でクリックされるケースが多い傾向もあり、単純に「画像広告の方がクリック単価が安いからコストパフォーマンスが高い」とは言い切れない面があるものの、半額近い掲載料の差は大きいものと思います。

以上、早足でアドワーズ広告の製作の段取りを説明いたしました。

ここまでに行った方策は「低コストで広告を掲載し、HPへのアクセスを増やす」という段階であり、その先の「訪問者に客になってもらう」段階については、私自身実は、まだまだ試行錯誤の段階です。この辺のネタもノウハウが蓄積してきた時点で改めてお話ししたいと思います。

アドワーズ広告その2 実際に作成してみる編(Part5)

※ この記事は「ほくりくの技術士・第56号」に寄稿した原稿を転載しました。

④ 広告に沿った内容のコンテンツをランディングページを追加

ランディングページとは広告のリンク先となるページです。

そのランディングページに、下記のようなコンテンツを追加しました。

i) ニュースを伝える女性アナウンサーの画像(この画像は次工程で画像広告にアレンジする事で画像広告とランディングページの整合性を図りました)

ii) ①の業務で得た気づきのエピソードを記載

iii) それ故パソコントラブルはプロに依頼しましょう、というクロージングメッセージ

以上3点のコンテンツを盛り込んだランディングページは下記の通りです。

アドワーズ広告その2 実際に作成してみる編(Part4)

※ この記事は「ほくりくの技術士・第56号」に寄稿した原稿を転載しました。

③ その広告のクリック率を測定

この広告のクリック率は下記の通りです。(3月30日現在の値)

これによるとクリック率(=この広告のクリック回数/この広告が表示された回数×100)は約2%となっています。

広告の反応率としては比較的悪くないので、更に体制を拡充すべく、ランディングページのコンテンツ追加と、画像広告の作成を行う事としました。

アドワーズ広告その2 実際に作成してみる編(Part3)

※ この記事は「ほくりくの技術士・第56号」に寄稿した原稿を転載しました。

② その気づきをベースにしたテキスト広告の作成

という事で、この経験を元に、まずはテキストベースのよる下記のような広告を作成してみました。

前項のような経験を元に「生半可自力で解決しようとするより最初から業者に任せた方がいいですよ」という啓蒙的かつ少々挑発的な内容にしてみました。