IP電話不具合時の対処方法

光回線やADSLには実質標準付属サービスのIP電話。このIP電話の導入時にもトラブルが発生するケースもあります。
ここでは、

  1. 携帯電話への発信ができなくなった
  2. 一部固定電話からの着信ができない

この2点について、説明いたします。

1. 携帯電話への発信ができなくなった

IP電話導入後、着信は問題ないのに携帯電話への発信のみができなくなる、というケースがあります。
この原因は電話機自体の設定によるものです。
電話機の中には「080」「090」から始まる電話番号(つまり携帯電話の番号ですね)に電話をかける際に、電話番号の頭に「0033」や「0036」といった番号を自動的に付与して、携帯電話への通話料金を節約する機能を持っている機種があります。

この「0033」や「0036」といった番号は、IP電話回線では認識しないため、携帯電話に繋がらないという訳です。

なので、電話機のこの機能をOFFにしましょう。OFFにする方法については、残念ながら各機種で異なりますので、ここでの説明は割愛させて頂きます。ゴメンナサイm(__)m

なお、私が設定を行う場合、携帯電話への発信テストも行っています。


2. 一部固定電話からの着信ができない

Yahoo!BB ADSLを使用している場合に起こりうる現象です。通常Yahoo!BBではモデムと電話機を下図のように接続します。この場合は、特に着信に問題はありません。

一方、下記のような配線方法もあります。通常の接続方法との違いは、電話機とモデム接続せずに、モジュラージャックからスプリッタ(音声信号とADSL信号を分離する機器)でモデムと電話機を分岐させています。


このような配線を行なう事で、電話機とNTT回線が直結される形になりますので、発信・着信ともにBBフォンではなく常にNTT回線経由となります。

BBフォンは使いたくないというケースでは、このように配線を行う事ケースがあるようです。
しかし、このような配線を行うと、BBフォンからの着信ができなくなる場合があるケースがあるようです。
なので、知人や取引先等がBBフォンを使用しているなど、BBフォンからの着信がありうる電話の場合は、このような配線は避けたほうが無難です。

なお、一番目に掲げた配線図でも、最初に「0000」をダイアルしてから発信すればNTT回線経由の発信が可能です。

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