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アドワーズ広告その2 実際に作成してみる編(Part2)

※ この記事は「ほくりくの技術士・第56号」に寄稿した原稿を転載しました。

① 業務上得た、ある気づき

私の業務のひとつにPCトラブルサポート業があるのですが、ある時、無線LAN設定の依頼を受けた時のエピソードです。

設定自体は無事終了したものの、しかし何かがおかしい。

と言うのも、通常無線LAN化したいというオーダーは、モデムとPCの設置場所が離れている場合か、そうでなければノートPCで好きな場所でインターネットを使いたいというケースが殆んどなのですが、このお客様の場合、PCはデスクトップPCであり、かつモデムとPCは隣接して設置されている状況でして、つまりわざわざ無線LANにするメリットがないのです。

設定している時点では「このPCはどこか他の部屋へ移すつもりなのかな」と思っていましたが、その素振りもなさそう。

そこで、事情を聞いてみると、どうやら無線LAN化しようとしたきっかけは

インターネットが繋がらなくなった

知り合いに相談したら「無線LANなら繋がるようになる」という助言を受けた

そこで無線LAN設定に必要なハードウェアだけ自力で調達し、設定は私に依頼する事にした。

という流れだったようなのです。

しかし、私の方で確認したところインターネットが繋がらなかった原因は、単なるWindowsの設定によるものでして無線LAN云々は全く関係ありませんでした。

つまりインターネットを繋げるという目的のために、わざわざ無線ルータ等を購入する必要はなかったのです。

それから数日後、今度は別のお客さまより、インターネットが繋がらなくなったから設定して欲しいという依頼がありました。

このお客さまのケースでは、インターネットが繋がらなくなったのは無線ルータの故障が原因とお客さま側で判断し、既に新品の無線ルータを購入済みでした。

が、このケースでもネットが繋がらない原因は別のところにあり、結果として無線ルータを買い換える必要はありませんでした。

これら2つのケースに共通するのは「自分が最初からコミットしていればムダなお金を遣わさせることもなかったのに」という想いでした。

そこで、その想いを広告に込めてみる事にしました。

アドワーズ広告その2 実際に作成してみる編(Part1)

※ この記事は「ほくりくの技術士・第56号」に寄稿した原稿を転載しました。

さて、先回はGoogleが提供するネット広告「アドワーズ」のお話をさせて頂きました。

そこでは、アドワーズは、他のメディアの広告と比較して

・その広告がクリックされ、HPに訪問された時点で初めて広告費が発生する成果報酬型の料金体系(掲載自体は無料)。

・低コストな広告媒体(最安1クリック1円)

・成果を測定する事が出来る(表示回数やクリック率等のデータを管理画面上でリアルタイムで確認可能)

といった利点があるというお話をさせて頂きましたが、今回のコラムではその続編として、実際に広告作成にあたってのケーススタディ的な内容をご紹介したいと思います。

という事で、ナニコレ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これは私が実際に掲載しているパソコントラブルサポートに関する広告です。今回はこの広告を例に解説を試みたいと思います。

さて、この広告は、最初からいきなり作成した訳ではありません。

下記のような段階を踏んだ上で結果として上記のような広告の出稿に至った、というのが大まかな経緯です。その工程としては

① 業務上得た、ある気づき

② その気づきをベースにしたテキスト広告の作成

③ その広告のクリック率を測定

④ テキスト広告に沿ったランディングページを作成

⑤ そのランディングページの内容に沿った画像広告を作成

のようになります。

以下、各項目に付いて詳細を述べたいと思います。

LibreOffice Calcに貼り付けた画像を一部切り抜く方法

先日お客さまからの問い合わせで、LibreOffice Calcに貼り付けた画像の一部を切り抜きたい、という問い合わせを受けて、そのマニュアルを作成してみました。

 

 この記事では上記画像の上部2cmを切り抜く方法を説明します。

 

 1. まず、LibreOffice Calcウィンドウ上部メニューにあるトリミングボタン()をクリックします。

 

 

 

 

2. すると、以下のようなウィンドウが開きます。ここでは上2cmをトリミングしますので、「上(T)」欄に「2」と入力します。

 

 

3.OKボタンをクリックします。

 

 

 

4.画像上部がトリミングされました。下部や左右をトリミングする場合も同様の操作を行います。

 

 

同一デザインのバナーでもクリック率が大きく異なる事例

当サイトのイメージ広告で今のところもっともクリック率が好調なのが、この広告。
 

 無線LANバナー新潟市

 

とは言うものの、そのクリック率は執筆時点で0.35%。でもまぁコンテンツ広告のクリック率としては(多分)悪くないはず。
(まぁヨソの事例が分からないので、断言しにくいですが)

 

一方こちらのバナー、前出のバナーとほぼ同じデザインで若干文言を変更したバージョンも出稿しています。
 

 

 

しかしながら、このバナーのクリック率はわずか0.08%。なんと最初に提示したバナーの2割程度しかクリックされていない事になります。(とはいうものの、イメージ広告は表示回数が10000回程度まで行かないと数字が安定しない感があるので、そういう意味では、まだ結論づけるのはチョット早いかな、という感じでもあるのですが)

 

 

それにしても、これらのバナーを作成した時点では、ここまでクリック率に差が生じるとは思わなかったのですよ。
むしろ後者のバナーの方が金額が安い分クリック率が高くなるだろうと思ってたくらいです。

恐らくここまでクリック率に差が生じた理由は「新潟市」なら明らかに「新潟県新潟市」として認識出来る一方、「江南区」では「え?江南区って新潟市の江南区の事だよねぇ?それともどっか他所にも江南区ってあるのかな?」みたいな感じの戸惑いを閲覧者に与えているのかもしれません。その戸惑いが恐らくクリック率の差として現れているのではないかと・・・・。

今度機会があったら「江南区」ではなく「新潟市江南区」で検証してみたいと思います。

 

アドワーズイメージ広告は掲載時上下方向に圧縮される件

さて、今回の記事は、アドワーズのイメージ広告に関するちょっとしたTips。

イメージ広告って下図のように広告画像の下11ピクセル分(「スカイスクレイパー」「ワイドスカイスクレイパー」は22ピクセル分)の空きスペースが入り、そこにリンク先URLと「Ads by Google」のクレジットが入ります。

 

このクレジットはGoogle側で自動的に挿入するようになっています。
もともと実際にこちらで作成した広告画像は下図の通りクレジットは入っていません。
 

 

実はこの「Ads by Google」クレジットが入るスペースがちょっとした問題を引き起こす可能性がありまして、それが当記事の本題です。

という訳で、上記に提示した2枚の広告画像。画像サイズはどっちが大きいでしょうか?

 

「『Ads by Google』クレジットのスペースの分1枚目の画像の方がちょっとだけ縦に長いんじゃないの?」
 

 

と、思いたいところなんですが、実は答えは両者とも同じサイズなんです。

1枚目の画像は2枚目の画像から11ピクセル分縦方向に画像を圧縮して、空いたスペースにクレジットを挿入しています。
 
その証拠に2枚の画像を並べてみましょう。

 

 

少し分かりにくいかも知れませんが、よくよく比較すると左側のクレジット付画像の方が全体的に微妙に構図が上寄りになっているのがお分かり頂けるかと思います。

この記事でサンプルに使用した広告画像はレクタングル(大)という比較的縦方向のピクセル数の大きなサイズの広告ですので、圧縮の影響は少ないのですが、特に縦方向のピクセル数の小さい「バナー」や「ビッグバナー」では、この事を考慮していないとアップロード時とは大きく異なる画像が表示される可能性もあるので要注意です。

個人的にはわざわざこんな事させるくらいなら、最初からクレジット分のスペースを差し引いたサイズの画像をアップさせるようにすれば良いのに・・・・と思わずにはいられないのですが。

 

 

 【追記】

 

最近のアドワーズイメージ広告では、下記の広告のようにオンマウスで「Ads by Google」と表示の出る形式があります。

 


(他社の広告のため修正しています)

 

この場合の画像サイズはちゃんと実寸大でいるんでしょうか?

という事で、この画像のプロパティを確認したところ、やっぱりこのケースでも11ピクセル縦方向に圧縮されていました。

検索キーワード「バックライト交換」がデータ復旧サービスの問い合わせに結びついた理由

今回の記事は、ちょっと意外なキーワードが問い合わせに結びついた事例のご紹介。

当サイトが出稿しているアドワーズ広告で、ちょっと意外なキーワードが問い合わせに結びついた事例がありますので、この場で紹介させて頂きます。

そのキーワードとは「バックライト交換」です。

って一見何の変哲もないフツーのキーワードに思えますよね。

きっとノートPCのモニタが呼称した方が、パソコン修理対応するところを探していて、広告をクリックしたのかな、と最初はそう考えていたんです。

 

ところが、実際のところは全く違っていまして、実はこのキーワードで、下記の広告でクリックされていたんです。
 

 

モニターの故障なのにデータ復旧???これはどういう事?

その謎は、その後頂いたお問い合わせで判明しました。
それによると

  • このお客さまのPCはボードPCタイプ
  • そのPCのバックライトが故障した
  •  PCは諦めるにしても、データは出来れば取り出したい

プライバシーも関わる事なので、内容はだいぶ端折りましたが、大体こういう状況のようです。

確かに、デスクトップPCやノートPCだったら別のモニタと繋げれば良い話でも、モニタとPC本体が一体化していて、かつ外部モニタ端子もないボードPCの場合、そうは行かないんですね。

極端なハナシ(というか今回のケースは恐らく正に当てはまりそうですが)、PC本体に何の問題もなくても、バックライトが故障しただけでPCとして使うものにならなくなってしまう、そんなリスクがボードタイプのPCには潜んでいるという事が言えるのかも知れません。
(まぁ、ゆくゆくはPCモニタのバックライトは長寿命なLEDに置き換えられて行くでしょうから、こういったリスクも解消されていくことでしょうが)

そんな訳で、今回のケースは、

モニタのバックライトが故障した

PCの起動は出来ても画面が表示されない

外部モニタ端子がないため、外部モニタに接続して使用するという方法が取れない

「バックライト交換」で検索したところ、当方が出稿しているデータ復旧サービスの広告が目についた

という経緯となるようです。

アドワーズでは、ネットユーザーの行動や興味を想像しながらキーワードを選定するのが重要と言われます。
が、正直「バックライト交換」→「データ復旧」の間にこういう流れがあるとは、正直想像もしてませんでした。

まだまだ私も修行が足らんなと感じた一件でした。
 

adwordsイメージ広告の画像アップ時に潜む罠

さて、当サイトでは最近adwordsイメージ広告の出稿をはじめました。

そんな訳で、今日下記のようなイメージ広告を作成したのですが、これをアップしようとしたところ、ちょっとしたトラブルが。

 

 こんな感じで、4コマ漫画風な広告にしてみたんです。

しかしながら、この画像をadwords管理画面からアップしようとしても下記のようなエラーメッセージが出てアップできないんです。

 

 

ん?画像のレイアウトが正しくありません?

 

どういう事?

ファイル形式もJPEGで問題ないはずだし、画像サイズもワイドスカイスクレーパー(160×600px)に合わせてあるし、ファイル容量も50KB未満。一体何が問題なんだろう?

で悩むこと数時間。いろいろ調べているうちに結局たどり着いたのが、Googleサイト内の広告掲載ポリシーのページ。

 

http://adwords.google.com/support/aw/bin/static.py?hl=jp&page=guide.cs&guide=28427&topic=28431&answer=176108

 

どうやら、このページに記述されている「広告を分割したり、広告内で同じ画像を繰り返し使用したり、複数の広告であるように表示したりしないでください。」に接触しているってコトなのかな?って事で上記広告イメージをちょっとだけ手直ししたのが、下記の画像。

 

冒頭の画像との違いがお分かりでしょうか?

各コマを囲っている黒い枠を無くしてみたんです。

この黒い枠が、もしかしたら広告を分割していると判断されたのかな?と考えたんです。

で、この画像をアップしたところ結果はビンゴ!無事アップロードに成功しました。

 

とは言うものの、イメージ広告に関しては、その後Googleの中の人が目視審査するようでして、掲載の可否はまだ分からないですけどね。今までの経験からして恐らく1~2営業日後には結果はわかるはず。判明し次第、この記事に結果を追記しますね。

XOOOPS Cube Legacy2.2にpicoモジュールをインストールする方法

引き続きXCL2.2ネタ。

picoモジュールをインストールして、コンテンツ作成を行おうとしたところ、こんなエラーメッセージが・・・

なので、下記のサイトを参照して、以下のように対処してみました。

http://xoopscube.jp/forum/6785?comment_id=20647

  1. XOOPS_ROOT_PATH/class/smarty/plugins/ディレクトリ内に「function.d3comment.php」「function.xoopsdhtmltarea.php」があれば、これら2ファイルを削除。
  2. XOOPS_TRUST_PATH/libs/smarty/plugins/に上記2ファイルをアップロード。

と、これでコンテンツ作成画面が表示されるようになりました。

Xoops Cube Legacy 2.2 beta1のエラーメッセージ消す方法

先月リリースされたXoops Cube Legacy 2.2のベータ版を遅ればせながらインストールしてみました。
が、インストールしてみたところこんなエラーメッセージが出てきてしまいました。

このエラーメッセージの表示を回避する方法を(多分間違った方法ですが)、備忘録がわりに記載しておきます。


XOOPS_ROOT_PATH/modules/legacy/language/ja_utf8/global.phpの一番最後に、

//%%%%%          LANGUAGE SPECIFIC SETTINGS   %%%%%
if (!defined(‘_CHARSET’)) {
     define(‘_CHARSET’, ‘UTF-8’);
}

if (!defined(‘_LANGCODE’)) {
     define(‘_LANGCODE’, ‘ja’);

を追加すれば、取りあえずエラーメッセージは回避されます。

【追記】

わざわざこんな面倒しなくても、

http://xoopscube.jp/forum/6785?comment_id=20647

に記載されている、SetupAltsysLangMgr.class.php を書き換えた方が良さそうです。
少なくとも、やり方としてはこちらの方が断然スマートなので。

シャープFAX複合機をWin7にネットワーク接続する方法

先日お邪魔したお客さまでの出来事。新しく購入したVAIO NOTE(Win7・64bit版)のセットアップ(無線LAN設定とネットワークプリンタ設定他)の依頼を受けていました。

WEPキーを探し出すのに若干手間取ったものの、概ね順調に行くかと思われた設定作業。最後にネットワークプリンタ(シャープUX-MF30CW)の設定をしようと、メーカーサイトからドライバをダウンロードしたところでちょっとした問題が。

「あれ?このプリンタってWindows7用のドライバないのか」

メーカーサイトに掲載されているドライバの一覧はWindows Vista以前まで。あちこち探してみたものの、どうやらWindows7用のドライバは無い模様。

「まぁ無いのはしょうがない。取りあえずVista用のドライバ入れてみるか」

という事で作業再開。

が、結果は不調。PCとプリンタをUSBで直結させれば印刷は出来るものの、無線ネットワーク経由ではウンともスンとも言わない状態。念のためファイアウォールをOFFにしてもダメ。

pingは飛ばせるから、ネットワークの問題ではなさそうだし、やっぱり、Vista用では動作してくれないのかな。

今回の案件は、同業のPCサポート業の方も絡んでいるので、その方に相談。
すると教えて頂いたのが、このサイト。

      http://2chnull.info/r/printer/1159969927/719-818

え?HPのドライバすか?ホントに~?
でも他に方法もないし、一信九疑の心境で作業に着手。以下に作業方法を明記しておきます。
ただし、試行錯誤の作業だったので、再現性はありません。試すなら自己責任でお願いしますね。

  1. ブラウザから「http://192.168.1.2/」にアクセス
    ここで、接続PCリストにWin7PCを作成(ポート番号は9100に設定)

    なお、今回は既にUX-MF30CWに繋がっているXPマシンからアクセスしましたので、Windows7マシンからも入れるかどうかは不明

  2. Windows7マシンのスタートボタンから「デバイスとプリンター」→「プリンタの追加」→「ローカルプリンタを追加」→「次へ」→「製造元『HP』、プリンター『HP deskjet 5600 series(HPA)』を選択」→そのままデフォルトで進行。
  3.  「デバイスとプリンター」ウィンドウから、今作成した『HP deskjet 5600 series(HPA)』を右クリックし、「プリンターのプロパティ」をクリック。「ポート」タグをクリックし、「ポートの追加」ボタンをクリック。「Standard TCP/IP Port」を選択して「新しいポート」をクリック。「つぎへ」をクリックし、プリンター名またはIPアドレスに「192.168.1.2」を入力して、「次へ」をクリック。あとはデフォルトで進行。

これで印刷は出来るようになるはず、ですが、それぞれの環境に合わせてやり方はアレンジしてください。(特にIPアドレス)

なお、この方法でも、スキャナ機能は使えない模様です。

帰還後、色々探してみたら、どうやらシャープ的にはWindows7には対応する気はなさそう・・・・orz
http://www.sharp.co.jp/support/mirakuru/info_upto_w7.html