ソーシャルメディア化が進んだWeb界では近い将来「ホームページは死んだ」と言われる日が来るのか?

なんとも大仰なタイトルになってしまいましたが、なんだか最近こんな事ばっかり考えておるのですよ。

先日も「フェイスブックにアカウントさえあれば、ホームページは不要」という発言をネット上で見かけてしまい、暗澹たる思いを味わったばかり。

確かに今はソーシャルサイトが花盛り。
たった2日間とはいえ、フェイスブックがグーグルの日別利用者数を追い抜いたという出来事は衝撃でしたし、情報発信手段も従来の文章(とデジカメ画像)一辺倒から、つぶやきから動画や生中継まで多彩かつお手軽に出来るようになってしまいました。(もっとも、動画の場合は、素顔をネット上に出す度胸さえあれば、の話ですけどね)

そして、もちろん”ソーシャルメディア”の言葉通り、ユーザ同士が交流できる仕組みについても実によく設計されています。

こういった事例を目の当たりにする度に、もはや旧来のWebサイトという”スローコンテンツ”は、用無しなのか?と悲観的な気持ちにすらなってしまいます。

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ソーシャルメディアが人々と交わる異業種交流会場なら、Webサイトは自宅兼店舗。
ソーシャルメディアとWebサイトを例えると、イメージ的には、そんな関係になるのかな?

そして、その異業種交流会場も、最初はビールの注ぎ合いとか名刺交換くらいしか出来なかったのが、やがてその場にブース出展が認められるようになり、即売会が出来るようになり、司会者も段々仕切りがうまくなって、一人でビール飲んでる人同士に名刺交換を促したりと、交わり頻度と深度がどんどん加速していくという感じで、かなり強引な喩えだけど、今はそんな流れになってきているのかな、て気がします。

この流れが進んでいけば「自分の店でぼ~っとしているより、交流会場に居た方が商売回るし、維持費も手間も掛かる店舗兼住宅は引き払って、いっその事このまま交流会場に住んじゃおう」というところまで行ってしまいかねないのかも知れないという危機感がここ1ヶ月くらいふつふつと湧いてきているんです。

現に冒頭の「フェイスブックにアカウントさえあれば、ホームページは不要」という発言も飛びだして来ている訳ですし。

そうなって来ると旧来のWebサイトは、キャンペーン時の「特設サイト」という形でしか残れないのかも?

Webデザイナーの仕事としても「ホームページ作りますよ」から「ミクシィやフェイスブック内のプロフィールページのデザインのカスタマイズしますよ」という方向に行くのかも知れないですね。まぁそれもAjax使って各ユーザーが自由にドラッグ&ドロップでカスタマイズできるようにされてしまうとアウトですので、そうなると「イラレやフォトショでちょっと凝った画像素材をお創りしますよ」くらいしか仕事がなくなってしまうのかも。

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